今日は珍しく回顧録。
泰葉さんと春風亭小朝さんの離婚会見ニュースをネットで見ていて、ずっと昔、とてもかわいがってくれた先輩Y子さんのことを思い出しました。元気にしてるかな。
若かりし頃、右も左も分からないのに勢いで私はベルギーに行っちゃったわけですが、仕事先の日本料理店でペアを組んだのがY子さん。大変厳しい方でしたが、親元を離れ、知り合いもいない異国での生活の中、私はまるで親鴨を慕う子鴨のようにY子さんの後ろをついて回っていました。Y子さんもそんな私を妹のようにかわいがってくれてました。
Y子さんはフロアのマネージャーWさんとおつき合いをしているという噂がありました。それは事実だったのですが、Wさんは妻子のある人だったので、表立ってはそのことに触れず、誰もがふたりとはちょっと距離を置いているような感じでした。『なさぬ仲』ということは分かっても、それがどんなことなのかピンと来なかったし、Y子さんのことが好きだったので、私は気にせずY子さんにぴったりくっついていました。
なにがきっかけだったかは覚えていませんが、ある時3人でドライブに行こうと誘われました。Wさんは職場ではとっても怖い人だったし、3人っていうのにドキドキはしたものの、職場の人以外に知り合いもいないお金もない生活で、いつも休日を持てあましていたので、一緒に行くことにしました。
たしか、ワーテルローへ。日本から行ったばかりの今どきの女の子(注:当時)はふたりにとって新鮮だったらしく、ずっと笑いっ放し。とってもいい天気で、とても楽しかったことを覚えています。
それからもよく3人でドライブに行きました。フランス国境近くのリゾート地、ドーバー海峡を渡る船が出る街オステンド、花の都ゲント、ダイアモンドの町アントワープ、北の小ベニス・ブルージュ、国境を越えてオランダもパリも。本当にいろんなところに連れていってもらいましたたくさんおいしいものも食べさせてもらいました。ふたりがいなければ私のブリュッセルでの暮らしは全然違ったものになっていたと思います。
契約期間を終えて帰国したY子さんは、その間にいろいろな問題を解決したのだと思います。数ヶ月後に戻ってきて、ふたりはついに結婚しました。晴れて公の場にふたりで出ることができるようになったのを心から祝福したものです。ほどなく今度は私が帰国し、Y子さんとはそれっきり連絡を取ることもなく長い月日が過ぎてしまいました。
その時はよく分からなかったけれど、永い冬の時代にお気楽な私の存在がきっとふたりにとっては役立っていたんだな、と大人になって知るわけです。今ふたりに会ったらあの頃のことをいろいろ話してみたいものだけど、おそらくこれからも会うことはないでしょう。人生の一時をすごく密に過ごした人とも、離れてしまったらもう一生会わないかもしれません。人との出会いや触れ合いは大事にしたいですね。
なぜ冒頭の離婚会見ニュースからこのことを思い出したのかって?Y子さんと泰葉さんが従姉妹同士だったから。どうしているのかなー。このブログみて連絡してくる…、なんてありえないよね。(笑)
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