本科第1クール「ブラン・マンジェ」
(2005/4/4)
イル・プルで作ったもうひとつのお菓子「ブラン・マンジェ」。
これは究極のブラン・マンジェと言えるのでは。おいしい。おいし過ぎる・・・。
品質保持が難しいので、店でしか食べられない(テイクアウト不可)そうです。
そんなブランマンジェを12個持って帰ってきました(笑)。
チルドルームに入れて、よく冷やして食べます。本当においしい。
次の日でもおいしい。翌々日でもまだおいしい(しつこい)。
温度管理が命なのです。
作る時も、温度計を片手に「○度まで冷やす」などとやります。
でもね。
私は作るのが好きなので、温度や時間をきちんと計り理論的に作るやり方は好きだし、
身に付けたいと思うのですが、
果たしてどれだけの人が、こんな風にお菓子を作りたいと思うのだろう・・・、
こんな風に微細にこだわった繊細な味を、どれだけの人が食べ分けられるのだろう・・・、
そんな風にも思うのです。
厳選された高価な素材を使って理論で作るお菓子の価値は、
そこまでの味覚と興味を持たない人には、あまり意味を持たないことなのではないでしょうか。
一般家庭においては、作る側の自己満足に過ぎないのかもしれません。
お菓子が人を幸せにするのは、そのおいしさだけではなく、
子どもたちの笑顔を見て分かるように、
作ることの楽しさそのものであったりするのです。
気負い無く手軽に作れることの価値と、理論に基づいた究極の製法。
この異なる価値観を、自分の中でどう消化し融合させていけばいいのか・・・。
今後の課題になりそうです。
晩酌中の義父にふるまったブラン・マンジェが、
手を付けられずにテーブルの上にいつまでも置かれているのを眺めながら、
そんなことを考えました。
でも、このブラン・マンジェ。二の句がでないくらいおいしいところが悩ましい。
食べてみたい方は、代官山のイル・プルーまでどうぞ。



