お菓子教室と焼き菓子販売Misaling Factory
Misaling Factoryについて

こんにちは。Misaling Factoryにアクセス頂きありがとうございます。店主の松本です。子どもの頃からお菓子作りが大好きだった私が趣味で始めたサイトが5年を経て、2007年5月実店舗をオープンすることになりました。
なぜ、お店を開くことにしたのか?どんなものを目指しているのか?自分の思いをまとめるつもりで書き綴ってみました。長文になりますが、読んで頂けたら幸いです。(2007.5.1)
ヒストリー
2007年5月 横浜市港南区にてお菓子教室と焼き菓子販売の店「Misaling Factory」オープン。
2007年4月 イル・プルー・シュル・ラ・セーヌ フランス菓子第2クールスタート。イル・プルーの工場(パティスリー)研修。
2007年3月 イル・プルー・シュル・ラ・セーヌ フランス菓子本科修了。
2006年2月 同地区センター主催「バレインタインのお菓子作り」講師。
2005年12月 横浜市港南区野庭地区センター主催「おやこで作るクリスマスケーキ」講師。
2005年4月 イル・プルー・シュル・ラ・セーヌ フランス菓子本科入校。
2005年2月 同地区センター主催「バレインタインのお菓子作り」講師。
2004年12月 横浜市港南区野庭地区センター主催「おやこで作るクリスマスケーキ」講師。
2004年4月〜6月 横浜市港南区野庭地域ケアプラザ主催「ハーブティと楽しむ大人の焼き菓子教室」講師。
2002年7月 横浜市港南区野庭地区センターを会場に、こどもお菓子教室「キッズファクトリー」スタート。
2002年1月 手作りおやつ支援サイト「Misaling Factory」開設。

しばらくトップページにもなっていた写真。オーブンを見入る目が嬉しそうな子どもたちの様子。(2002.7)

2002年7月初めてのキッズファクトリー
私がお店を開くまで
    〜目標とすること。
1. キッズファクトリーのスタート  
2. コミュニティビジネスの模索。イル・プルーとの出会い。
3.本当にやりたいことはなにか。  
4.Misaling Factoryが目標とすること。  
5.Misaling Factoryが作るお菓子。  
1. キッズファクトリーのスタート  
2002年、フードコーディネータの資格取得と同時に、近所の地区センターをお借りして、子どものお菓子教室「キッズファクトリー」を始めました。
「キッズファクトリー」は、始めは8人だけのレッスンでした。HPを通して入会を希望して下さる方が徐々に増えていきました。自分では(近所の子供たちを相手に)と思っていたのですが、遠くからいらっしゃる方が多いのは予想外の出来事でした。「子どものお菓子教室を探していたがなかなかなかった」と喜んで下さる保護者の方々、毎回楽しみにして来てくれる子供たちの笑顔。駅から遠くバスの本数も少ない、駐車場も無いという不自由なロケーションにも関わらず、毎月通って来てくれるのです。その希望に応えたく受け入れ人数を増やしていきました。仕事をしながらの週末だったので大変なこともたくさんありましたが、それでも子供たちの喜ぶ笑顔が見たくて続けてきました。けれど徐々に、仕事をしながらということと、地区センターという公共の施設を利用することの限界を感じ始めていました。レシピを考え試作をするなど当日以外に費やす時間、当日も材料や器具を人数分用意し重い荷物をカートで運び、ゴミもすべて持ち帰り。それだけのことをしても自分の手元にはほとんどお金が残らないような状況は、人数が増えれば増えるほど大変になっていきます。自分が楽しくなくなってきてしまっては続けることが出来ません。そうなる前に、子どものお菓子教室をコミュニティビジネスとして事業化できないか、数年間模索し続けました。
2. コミュニティビジネスの模索、イル・プルーとの出会い。
そんな時、女性の起業を支援する団体WWB/ジャパンと出会いました。自分が起業なんて夢にも思わなかった私がセミナーを受けて「なるほど、起業とはこういうことか」と、イメージをつかむことはできました。もうけることを目的とするばかりが事業ではなく、自分が働いた分の対価を頂くのは悪いことでもなんでもない、そこに社会性があるならばどんどんやるべきだという考えを(なるほど)と思って聞いたのです。でも、いくら考えても主に土・日しか来られない子どもを主体にした教室を事業化するのは現実的に難しく、大人も教えるお菓子教室を作ることを目標に定めました。そのためにはもっとスキルが必要です。お菓子好きの主婦が半分趣味で教えるような教室は私の考えるものではありません。本格的な修業ができそうなお菓子教室を探しましたが、なかなか思うようなところが見つかりませんでした。そして、出会ったのがイル・プルー・シュル・ラ・セーヌです。きちんとした理論に基づいたお菓子作りとの看板を掲げる頑固そうな弓田亨氏に興味を覚えました。初めは見学です。レッスンは椎名先生でした。そのていねいな教え方にまず感動。途中までやって出来上がりを出してくるというようなやり方はせず、時間がかかっても最初から最後まできっちりと見せてくれるのです。その様子に「ここだ」と確信を持ちました。おまけに使う材料のすごいこと。多くの教室や販売されているケーキはコストを考えた配合になりがちです。でも、イル・プルーは、高価なバニラビーンズをなんの迷いも無く1本使い、キャラメリゼするときの惜しげもなくキャソナードをふりまくる様子。見ているこっちがドキドキしました。(笑)”おいしいものを作る”ことを最優先に考えたお菓子作りがイル・プルーにはありました。そして出来上がったお菓子のおいしさはもうびっくり!実はそれまでイル・プルーのお菓子を食べたことがなかったのです。なるほど良い素材を使うことはこんなすごいことなのか、と見せつけられた思いでした。確かに授業料は高いし、売っているお菓子も高価です。でも、ここのお菓子を作れるようになりたい、と私は強く思ったのです。
3.本当にやりたいことはなにか。  
私は製菓材料メーカーで商品開発の仕事をしていました。商品を出す時、まず一番優先されるのは、値段です。高くては売れないし、競合品との相場もあります。500円でクッキーを作るセットを作るとしたら、まずはコストに合わせた配合を考えます。それが本当においしいものではなくても「500円でこれならまあ良いだろう」という発想で商品化されます。もちろんこれが悪いというわけではありません。手軽なセットはお菓子を作り始めるきっかけになるのですから、たくさんの人にお菓子作りをしてもらいたいと思う私はこれはこれで良いものだと思っています。ただ、昔から自分が商品化したものが店頭に並んでいてもあまり嬉しいと感じたことがありませんでした。なぜだか自分でもよくわからず「実感が無いからだろう」と思っていました。でもイル・プルーに行くようになって、はっきり分かってきました。それは自分の作りたいものではなかったからです。仕事としてやってはいても、出来上がった商品は”私が欲しい物”ではないのです。
2004年、WWB/ジャパンのプロジェクトで障害者の方が作業所で作るクッキーのレシピ提供のお話しを頂きました。原料のクラッカン(シコクビエ)を買うことは、生産者であるスリランカの人々の自立支援にもなるというお話しでした。さらに作業所の方達の仕事の創成にもなります。開発の段階から携わる方々はとても熱心に取り組まれ、私自身にとっても良い経験になりました。そして、たくさんの人の思いで丁寧に愛おしんで作られたそのクッキーはヒット商品となりました。無償で提供したレシピですが、スリランカの生産者の方々、作業所で作る方々、そしておいしいねと食べてくれるお客様、多くの方々に喜んでいただけたことが心から嬉しいし、誇りに思えます。このクッキーは今食べても本当においしいと思うのです。ああ、私が欲しいのはこういう喜びだな、と心から思いました。クラッカンビスケットはMisaling Factoryでも販売しています。
4.Misaling Factoryのお菓子教室が目指すもの。  
今は私が子どもの頃(そんなに遠くない昔)と比べても格段にものが増え、ちょっとお金を出せばたいがいのものが手に入ります。それに比べたら作るのは面倒なことかもしれません。でも、市販品の中で、本当においしいものはそんなにあるのでしょうか。雰囲気だけでなんとなくおいしいものはたくさんあっても「ああ、これはちゃんとした素材を使って丁寧に作られているな」と、感じられるものが恐ろしいほど減っているように思います。
言い方はちょっと乱暴ですが、適当に作ってもそこそこの味なら「おいしい」と、もてはやされてしまう今の時代。市場からは本来のきちんとした食べ物がどんどん無くなり、私たちの味覚はどんどんにぶくなっていってしまうのは本当に心配なことです。それに比べて手作りのものは多少不格好でもちょっと味付けに失敗しても安心して食べることができます。子どもの頃から手作りのものを食べることの大切さをここに感じるのです。その他にも「手作りすること」にはたくさんの良さがあると思います。素材(作り手)への関心、洗い物を通じて環境問題を考えるきっかけ、組立てを考えることでうまれる思考力、喜んでもらえることで感じる喜びの気持ち、うまくいかなくてもまたがんばろうと思う努力の心、作ってくれた人の感謝の気持ち・・・。買ってきたお菓子では得られないことがたくさんあることを少しでも多くの人にお伝えしたい、そんな思いでいっぱいです。キッズファクトリーは子どもたちは笑顔がたくさん。子どもだけではなく、私たち大人も、手作りのお菓子やお料理が大好きな人がたくさん増えたら世の中もっとハッピーになると思いませんか?
とはいっても、あまり小難しい主張をするのは私の好みではないので、普段はただただひたすら楽しい〜レッスンをするつもりです。私が当初思っていたのと違うニーズがあったり、自分の思いが思っていた以上に子どもに届いていたり、子どもからたくさんの元気をもらったり、今のキッズファクトリーはとっても楽しいです。それをもっと拡大して、大人も子どももみんなが集まれるコミュニティスペースが、Misaling Factoryです。子どもだけでなく、お子さんをお持ちのお母さんや大好きな彼や家族のために手作りしたいと思う大人も同じ気持ちで集まって、楽しくお菓子を作りながら手作りの良さを実感して頂けたらと思います。私が一方にサービスを提供するのではなく、困った時は「協力して下さい」と声をかけたりしながら、みんなで楽しい空間を作っていきたいのです。もちろん、イル・プルーのお菓子作りもお教えします。最初はちょっと大変かもしれませんが、慣れてしまえば大丈夫。きっと「なーんだ、私にも作れるのね!」と実感していただけるようになると思います。キッズファクトリーで通い始めた子が大きくなってイル・プルーのお菓子を作ったりしたらそれはもう本当に素敵。
普通のお菓子教室では飽き足らないあなたのニーズを満足させるものがMisaling Factoryにはあるかもしれません。ちょっとおもしろそうだな、と思ったら、ぜひMisaling Factoryを訪れて下さい。みなさんのお越しを心からお待ちしています。
5.Misaling Factoryが作るお菓子。  
おいしいお菓子は、おいしい水と同じだと考えます。驚愕のおいしさの特別なお菓子がそんなにあるものでもないと思うし、ましてや私はイル・プルーの弓田先生のような天才ではないので、とにかく「ああ、きちんとした素材でちゃんとがんばって丁寧に作ったな。」と思っていただけるお菓子作りをシンプルに続けていきたいと思います。イル・プルーのお菓子については、ルセットに従って(まだまだ未熟者ですが)イル・プルーのきちんとした技術で作り、そのすばらしさを少しでも皆さんにお伝えできたらと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。これからも皆さんとたくさんの笑顔でお菓子作りを続けていきます!

男の子も徐々に増えてきました。(2006年)

中学生になった子たちの引き続き通いたいと希望に応えて中学生のレッスンがスタート。この頃クラス数が増え、地区センターだけでは足りず同じ建物の1階にある地域ケアプラザの料理室をお借りすることに。(2004年)

毎年12月はクリスマスケーキを作るのが恒例に。この頃は3-4名で1台。みんなで考えて協力して作り上げてこの笑顔。(2003年)

体験参加してくれた子どもたち。今は中学生!(2002年)