お菓子教室と焼き菓子販売Misaling Factory
Misaling Factoryミサリングファクトリー(以下MF)は、お菓子作りをキーワードに食に関わる様々なことを考えます。お菓子を作りたい人はもちろん、食べ物の大切さを学びたい方、 お子さんに学んで欲しい方、また伝えていくお仕事をしたい方にいらしていただくためのお菓子教室です。私が6年前、横浜市港南区の地区センターで子ども向け教室を始めた時は、ただ「子どもたちにお菓子作りを教えたい」というシンプルな気持ちでした。なぜお菓子?と言われると、それも単純に「自分がお菓子作りが好きだから」です。そんなスタートだったキッズファクトリーも専用スタジオを持つことになりました。一番変わったことは、あり合わせの道具と設備ではなくなり、時間も余裕を持って使えるようになったこと。本当にやりたいお菓子教室が出来るようになりました。
そしてオープンから1年。MFとは。MFが目指す食育とは。(2008.3月)
1 子どもを一人前に扱う。

2 子どもたちと信頼関係を築く。

3 子ども自身の身につけさせる。


4 お菓子作り。


5 食べ物を知る。五感を鍛える。


6 食べ物を、環境を、大切にする。


7 コミュニティビジネスとして。


8 ネットワーク
1 子どもを一人前に扱う。
毎年恒例のクリスマスケーキ作り講座。いつもは会場にあったテーブルナイフを使ってクリームをぬらせていましたが、今年はちゃんと揃えたパレットナイフです。「わー、今年は前と違って、ちゃんとした道具だね!」と嬉しそうに言った子がいました。
お菓子作りの道具は、お料理よりもずっと重要です。適正な道具を使うことが上手に作る近道なのです。失敗させずにおいしいお菓子を作ってもらうには、きちんとした道具を使わせることが大切です。キッズファクトリーで子どもたちが作るお菓子がとても上手なのは、そのためです。
上手にできると自信になります。きちんとした道具を使わせることが「あなたを一人前に考えています」という子どもたちへのメッセージです。
ある時、いろいろなティーバックを用意して、自分で好きな飲み物を選ばせました。「紅茶なんか飲まないと思ってたから、いつも麦茶を与えていた。自ら紅茶を選んでいれていたのでびっくりした。本人は大人扱いされて嬉しかったようだ。」というお母さんがいました。私たち大人が想像している以上に、子どもたちはそうした小さなことを喜びます。一人前扱いされるという意識から、自信や責任感が生まれ、子どもたちは成長していくのではないでしょうか。「幼稚園児だから」「小学生だから」それは大人が作ったくくりでしかありません。
また、キッズファクトリーは二人一組でお菓子を作ります。お菓子作りはお料理と違い、分担して作業をする工程が少ないため、グループレッスンは向きません。またひとりで全部は負担が大きいため、ペアの実習形式を採用しています。協同で作業をすることで協調性も身に付きます。
2  子どもたちと信頼関係を築く。
私たちは、子どもたちをじっくり見ています。
デモンストレーションの時ずっと立っていられない子、片づけになるとすーっとどこかへ行ってしまう子、お友だちと交替でやるのが苦手ですぐ取ってしまう子、先生の言うことを聞いていない子、仲の良い友だちとだけべったりくっついている子、このようなちょっと困った行動を取る子も、私たちは否定しません。その子を受け入れて信頼関係を築き、子どもたちが私たちの言うことを聞いてくれるようになることを待ちます。物理的に難しいこともありますが、どの子にとっても楽しくて、安心して心を開ける場であるようにという心がけはいつも忘れないようにと思っています。
依頼を受けた単発お菓子作り講座でこんなことがありました。せっかくでき上がったお菓子を袋に入れてブンブン振り回す子がいました。「せっかく作ったお菓子が潰れちゃうよ」と声をかけると、その子は「いいの。これは潰れないから!」。キッズファクトリーの子であれば、毅然とした態度で「食べ物を粗末に扱ってはだめ」と、叱れたのですが、その子には言えませんでした。なぜなら初対面のその子との間に信頼関係がなかったからです。
子どももこちらのことを信頼できるのかどうか計っています。キッズファクトリーに新しく入ってくる子も最初から打ち解けてくれるわけではありません。何回か通ってきて、少しずつ心を開いてくれて、そして叱っても大丈夫な関係を築いていきます。短い時間で大人数を教える単発のレッスンでは、お菓子作りを教えることはできても、信頼関係を築くことは難しいです。信頼関係がなければお菓子作りを通じて私たちの伝えたいことは伝わりません。MFが他のお菓子教室と異なるのはその部分です。ただお菓子を作るだけではなく、継続して通ってもらうことで子どもたちと信頼関係を築き、食の大切さを伝えるお菓子教室です。
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3 子ども自身の身につけさせる。
子どもは大人と違って、ひとつの工程にとても時間がかかります。ちょっと苺のヘタを取って用意するだけでも、洗いものも含めた時間を考えると「こっちでやっちゃおうか?」という気になります。時間の制限があった地区センターでは、実際に子どもたちにはやらせずにスタッフで用意したことも多々ありました。でも、粉をふるうとか卵を割るとか、そういう小さなことこそ、子どもたちに経験させたい部分です。MFになってからは、多少時間がかかろうと原則としてすべてのことを子どもたちにやってもらいます。片づけもそうです。時間がかかっても子どもたちにやらせます。スタッフはそれをうまく誘導するだけ。最初は時間がかかって、MFスタート時は、なんで1クラスの人数も減ったのにこんなに大変なの??とスタッフさんと首をかしげたものですが、今は子どもたちも慣れ、だいぶスムーズにことが運ぶようになりました。時間もかからなくなってきました。最初は出来なかったことも、回を重ねるごとに「あ、これは自分でやらなくちゃいけないんだ」と子どもが気付き始めました。すべては積み重ねです。
家では手伝わないという子も、MF内では「お母さんやっておいて」は利かないので、片づけも自然にやります。「子どもにやらせると時間がかかって、しかもその後が大変だからついつい…。」と思っていたお母さん(大抵そう思います。)も、子どもが片づけを上手にできるようになると、とっても助かりますね。毎日の積み重ねが大事なので、お家でもなるべくやらせて欲しいと思います。
今のお母さんたちは、とても忙しいです。家ではなかなか教えられないことをMFで子どもたちに伝えます。そして「先生に習う」ということが子どもたちの意識を変えます。
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4 お菓子作り。
肝心の「お菓子作り」ですが、イル・プルー・シュル・ラ・セーヌの理念・技術をベースに、子どもでも出来る方法でレシピを作っています。私のデモンストレーションを子どもはとてもよく見ていて、同じように作ろうと努力しています。
キッズファクトリーは、楽しむことが基本ですが、長く通ってもっと本格的なお菓子を作りたいと思うようになった子には、ステップアップができる「おやつファクトリー」があります。キッズファクトリーがふたり1組で簡単なお菓子を作るのに対して、おやつファクトリーはひとり一台のお菓子を作る実習形式のお菓子教室です。作るお菓子の難易度も上がります。キッズファクトリーから移った子たちは最初から最後まで全部作るのにかなり疲れていました。けれども何ヶ月か経つとレッスンにもすっかり慣れ、格段に腕が上がりました。今ではどの子もかなり高い技術レベルを身に付けています。おやつファクトリーは小学校5年生から中学生(高校生*現在は在籍ゼロ)が中心となるお菓子教室です。簡単なお菓子作りを楽しみたいという大人の方もいらしています。
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5 食べ物を、環境を、大切にする。
MFでは、食べ物を大切にすることを伝えます。無駄を出さないことはとても大切です。そして洗いものをしながら環境についてもふれています。ボウルについた生地はなるべくきれいにとり、とりきれない汚れは洗う前に古布で拭きとります。洗剤は少しだけ、水も無駄に出し過ぎない。ちょっとした自分たちの工夫で排水を汚さずにすむことを覚えて欲しいと思います。子どもたちはとても素直です。当たり前のこととして身に付けば、「面倒くさい」とは思わないでしょう。洗剤も生分解性が高く、肌にも安全なものを使用しています。環境にも配慮したお菓子教室です。
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6 食べ物を知る。五感を鍛える。
あるお母様から伺いました。「テーブルに座ったら料理は出てくるものと思っている。そうではなくて作るのは大変なんだ。ということを知って欲しい。」中食、外食が増えた現在の社会では、子どもたちとってお菓子や料理の工程を想像する機会は少ないのかもしれません。そのことに危機感を持つお母さん、お父さんも多いのではないでしょうか。
「粉が入ったら(混ぜるのが)すごく固くなった〜」と言いながら、それでも助けて(手伝って欲しい時は『助けて』って言ってと伝えています)とは言わないで、がんばって作っています。MFでは当たり前の光景ですが、こういった作業を知っているか知らないかは本当はとても大きなことなのかもしれない、そんなことを思いました。
初期の頃のレッスンでは、当たり前に知っていると思う材料は、説明をしていませんでした。ある時ふとグラニュー糖を手に取り「これはなんだ?」と聞いてみたところ、ほとんどの子が首をかしげて答えられませんでした。びっくりしました。子どもを侮ってはいけません(笑)。それからは毎回毎回材料をひとつずつ手に取り、「これは何?」と確認するようになりました。さらに今年から材料のにおいを嗅がせることにしました。食べ物の味は当然ですが、においを知って欲しいからです。ここ近年の食の問題を省みて、表示だけに頼らず、自分の五感で食べ物を判断する力を子どもたちに付けていって欲しいと思ったのです。「生クリームってあんまり匂いがしないね」子どもたちはそんな感想を言いました。私自身もおざなりになっていた部分かもしれません。気持ちを新たに取り組んでいこうと思います。作り手への感謝の気持ちをもつきっかけになるお菓子教室です。
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7 コミュニティビジネスとして
店舗をオープンした2007年には、お菓子作りを通じた食育活動は収益を確保しながら社会貢献にも繋がる新しいビジネスにあたるとして、神奈川県、横浜市それぞれのCB(コミュニティビジネス)支援事業にも選定されました。ユニークな取り組みとしてメディアにも取り上げられるようになり、MFへの期待や要望が集まってきています。
■朝日新聞神奈川版(2007年12月)

食への不安は、台所を預かる女性たちが一番感じているのではないでしょうか。安心して食べられるものを作りたい、子どもたちに食の大切さを知って欲しい、伝えたいという熱い思いを持って、子ども対象の料理教室を開かれている方も随分増えました。とても素晴らしいことだと思います。趣味ではなく仕事として、多くの人が食の活動に取り組んでくれたらいいなと思っています。MFでは、研修スタッフの受け入れもしています。しっかりしたお考えがあれば経験は問いません。ご自身の将来のためにMFを活用して下さい。MFで講師への道もあります。ご興味のある方はお問い合わせ下さい。>>研修制度
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8 ネットワーク
◆子ども向けのレッスンをしている友人先生です。お近くの方はぜひお問い合わせ下さい。
杉山家の食卓(料理教室・旭区)
Le sourire(お菓子教室・港北区)

ぱくぱくパティシエ(ららぽーと横浜他全国5個所)
セルフ形式のお菓子作り体験ルーム。型抜きクッキーが体験できます。小さなお子さんでも障がいのある方でも利用ができます。今後素材からのお菓子作りも出来るよう現在準備中です。2008年より、MFがアドバイザーとして参画しています。
◆イル・プルー・シュル・ラ・セーヌ関係
イル・プルー・シュル・ラ・セーヌ 代官山にあるパティスリー。お菓子を学んでいます。
紅茶グマ焼菓子工房 新宿区新大久保にあるお菓子教室。お勉強させて頂いています。バックアップもしてくれる心強い先輩。
quatre-vingt-treize(93) 私がIPへ行くきっかけとなったみーこさんのHP。お勉強させて頂いています。
◆事業のサポート、連携をして頂いている団体です。
WWB/ジャパン
(起業支援)
起業セミナーを受講しました。情報提供、ネットワーク作りなどでお世話になっています。交流会では異業種の女性起業家とお話しができ、とても刺激になります。
(財)横浜企業経営支援財団
(経営支援)
経営についての相談で専門家の先生をアドバイザーとして派遣していただいています。起業セミナーのゲストとしても参加。自身もセミナーに参加することがあります。たくさんの財団のスタッフさんと楽しいおつき合いをさせて頂いています。
よこはまCBSmiles
(コミュニティビジネス支援)
コミュニティビジネス実践者のネットワーク作りやこれから起業したい人の相談窓口にもなってくれるところ。ユニークなセミナーや交流会を開催しています。CBを考えている人は気軽に相談に行ってみては。2008年3月には「新発見"CBツアーin横浜"現場から学ぶ!」でMFを訪問してくれます。
港南台タウンカフェ

私の心の拠り所、たくさんのヒントや励ましを貰ってます。交流会・イベントも。MFのお菓子も販売しています。(現在お休み中)

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